歴史
今から七十数年前、
沖縄で一番と言われた
製麺所があった。
創業者である祖父 玉城福吉は
戦前フィリピンへ疎開し
現地で麺について学んだ。
戦後昭和24年に沖縄に
食堂を開設し、
学んだ製麺技術と沖縄の特徴を
活かした沖縄そばを開発。
評判が評判を呼び
沖縄そばの麺を本格的に
製造する事を決意した。
昭和28年より
玉城製麺所を立ち上げ、
徐々に生産量を増やし手打ち麺で
日量で4000食まで
生産する規模にまでなった。
昭和39年に大型製麺機を導入。
沖縄県では初めて導入する
大型製麺機でオートメーション化に成功し沖縄製麺業界の
トップに踊りでた。
日量30,000食まで
生産を可能にし、
学校給食にも搬入が始まり、
沖縄そば麺の他に
パスタ・うどんも
同時に生産を開始した。
この後沖縄生麺製麺業組合(現 沖縄生麺協同組合)を立ち上げ、
沖縄そば製麺業へ技術を提供と
同時に、
乱売されていた
麺の価格を統一へ踏込む。
惜しくも今から30年前に
製麺所は廃業してしまったが、
この技術は脈々と受け継がれ、
県内からの熱い支持もあり、
2020年に玉城製麺所株式会社が
復活した。
惜しくもコロナ禍に
差し掛かり、沖縄県内で
開設計画だった2店舗は
開店を延期となりましたが、
すでに製麺技術も
高度に確立していた為、
業販卸業として出発しました。
当時ゆで麺で提供していた麺は、
現代の保存技術の向上により、
冷凍麺として生麺の風味を
生かしたまま提供が可能となり、
一層麺の風味をお楽しみ
頂ける様になりました。